FXを中心に外貨投資で資産運用を行うために外国為替に関する基本から実践的な取引までを分かりやすく解説しています。
FXなどの外貨投資に限らず金融商品に投資する上で主要国の経済指標は必ず確認
する必要があります。特に欧米の金融機関が住宅ローン債券の焦げ付きにより、損失
を拡大しているため金融不安が景気後退を押し上げているだけに重要です。
その中でも特に重要なのが米国の雇用統計とISM製造業景況指数。そして、日本では
日銀から発表される日銀短観です。これらの数値から実際の景況感が分かります。
景況感といえばGDPや消費者物価指数を思い浮かべられる方も少なくないと思います
が雇用統計、ISM製造業景況指数、日銀短観は時間差が少ないです。
しかし、それ以外の景況感を示す指標は基本的に3ヶ月に一回発表されるためにどうし
てもタイムラグが生じてしまうのです。景況感から人や物が今後どう動くか予想するの
で市場での注目度も非常に大きいのが特徴です。
景気が後退している局面では当然のことながら多くの企業が事業規模を修正するの
でリストラが実施されるので失業率が上がることになります。
失業率が上がると必然的に人々の消費に対する意欲が一気に落ち込みます。そうな
ると為替市場の動きは売っり買ったりとあわただしくなります。
そして、日銀短観は企業に対して事業の動向については直接ヒアリングしているので
現状を把握する上で非常に重要となっています。FXをはじめ外国為替取引をはじめ
られたのであればこの3つと政策金利の発表だけでも確認してください。