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中長期での外貨投資では分散投資が基本 - 外国為替取引で資産運用する為の外貨投資入門





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中長期での外貨投資では分散投資が基本


外国投信をはじめ、外貨預金などの外貨商品へ投資するにあたって元本割れリスクを無視
することはできません。しかし、あまりにも損失を出すことを恐れてしまい、失敗を意識しすぎ
るとかえって損失を出す結果になるケースが少なくありません。



ですので、どリスクを軽減する手法を予め知っていただく必要があります。その中で、複数の
通貨に分散する投資方法について今回は簡単ではございますが解説させて頂きます。



つい最近までは米ドルは有事のドルといわれるほど信用度が高い通貨だったのですが、サブ
プライムショック、やリーマンショックにより米ドルの信用度は急激に落ち込んでいます。



これまでであれば、基軸通貨(取引の中心となる通貨)であることから、何か世間を揺るがす
ような大きな悪材料がでた場合でも米ドルなら大きな変動はないと信じられていました。



しかし、度重なる追加利下げによってドルの価値は日を追って目減りすることとなり、こうした
ことからユーロがこれまで以上に注目を集めることとなりました。



ユーロはスタート当初は常に米ドルに対して大きく売り込まれてきましたが、2001年頃から
反転し始め、その後はユーロ買いドル売りが、外国為替市場に大きな流れとなっています。



そして、ユーロは円にたいしても大幅に上昇することとなり、その後も円安ユーロ高が進み
ました。もし、この間に米ドルとユーロをバランス良く分散投資していれば、かなり有利に
投資することができたはずです。今ではユーロとドルの力比べのような状態になってます。



米ドル建ての金融商品では為替差損をおうことになったとしても、ユーロが円に対して上昇
した為、米ドルの値下がりリスクをある程度軽減出来たことがお分かり頂けたかと思います。



円に対する各国の通貨の値動きは多少は同じ方向に動く傾向がみられますが、やはり各国
の経済情勢や、その他のファンダメンタルズ要因が加味され異なる値動きを見せるのです。



また通貨によって同じ方向への値動きでも、値動きの幅に違いがあることがよくあるのです。
複数の通貨に分散して投資することによって、こうした値動きの違いによって特定通貨のみ
で運用する場合に比べると、価格変動リスクを軽減することができるのです。



ですので、外貨建ての金融商品を選ぶときは、金融商品の特徴や仕組みだけでなく、金融
機関が取り扱っている通貨についても事前に調べておく必要があります。



なぜかといいますと同じ外貨預金でも銀行により、10通貨以上を扱うところがあれば、米ドル
とユーロしか扱っていないケースもあります。つまり、銀行によって、その差がきいです。
また、各種手数料も金融機関によって大きくことなります。
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