外国為替市場では当然のことながら金利差が大きく影響します。
もし仮に円の金利が1パーセントで、ユーロの金利が4%であるな
らば金利差は3%ありますので、円で資産運用するよりもユーロ
で運用した方が投資効率は圧倒的に良いわけです。
こうした要因が原動力となり、実際に外国為替市場では金利差の
高い通貨に資金が集まるようになるわけです。
しかし、残念ながら金利差が高ければ良いというわけではないの
です。主な理由としては、実際に取引される通貨間におきまして、
常に為替レートが変動するからです。
安定している相場であれば問題ありませんが、しかし、ご存知の
通り昨今のような金融不安が広がっている状況では大きく変動
する場面がやはり頻繁に見受けられます。
なので、せっかく金利差を3%稼いでも、為替レートが一日で5%
以上変動してしまったら利益が吹き飛んでしまいます。
実際に上述したようなことは為替取引では頻繁に起こりますので、
けっして珍しいことではないわけですから注意が必要となります。
特にFX(外国為替証拠金取引)の場合には金利の一種であるスワ
ップポイントが毎日加算されますので、確実に金利を稼ぐためにも
ほったらかしというわけにはいきません。
しっかりと、売買ルールを設定した上で、ストップ注文を入れ、大き
く変動する場面に対処できるようにしなければなりません。
また、為替だけではなく、主要国の経済指標の発表や政策金利の
発表は必ずチェックするようにしてください。
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