毎年、年初に日経新聞に紙上ではアナリストやエコノミストらによる
相場を予想するのが恒例行事となっております。
大発会が上昇した年の勝率は5割を超えていることから、今年の大
発会も上昇して始まったことで、好スタートを切ったとする見方が多
かったのですが、大きく外れることとなりました。
事実、年初には日経平均株価は1万4000円台でドル・円は110円
台にあったことを考えれば低水準にあります。
もちろん、こうした背景にはサブプライム問題が端を発して金融危機
がここまで発展したことが大きな要因となっています。
今年に入っても、一定間隔で噴出する悪材料が相場を圧迫したこと
によって、回復までには相当時間がかかりそうです。
また、依然として底値が確認できていないので、来年以降も底なし沼
のような厳しい状況が続くことが予想されます。
そんな中、年末が近づくと話題になるのが悼尾の一振(とうびのいっ
しん)で、12月相場は上昇する傾向が強いといわれています。
実際に重要なイベントが目白押しとなっており、景気動向指数など、
景況感を示す重要な指標が発表されます。
ここ最近の傾向は市場予想を大きく下回った場合は、パニック的に
下落するのが特徴となっています。
こうした指標が発表された後の株式市場の動きに為替市場も大きく
連動することから、来年以降はより主要経済指標に対する重要度が
高まることになるのではないかと思います。
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