外国為替をはじめとした
外貨投資で重要なのはいかにコストの
安いものを選ぶかが重要とされています。
外国為替・外貨投資はリスクのあるものなので、売買タイミング
を見計らう、あるいは余裕資金の一部で投資するといったように、
損失を被るリスクをいかに軽減する為の工夫が大事です。
しかし、外貨建て金融商品という範疇で考えれば、どの外貨建
て金融商品を選んでも、為替リスクを被る点では同じです。
そして、為替差損を被る事も、コストを差し引かれる事も、元本
の一部を減らすことになることを考えれば全て同じことです。
で、あるならば、まず確実に分かっている原因を減らす工夫が
絶対に必要になってきます。
それでは、確実に分かっている損失要因として一番大きいの
は為替手数料などのコストになることから、できる限りコスト
の低い外貨建て金融商品を選ぶことが重要になります。
例えば外貨預金で、米ドルの場合、だいたいどこの金融機関
でも、1ドルにつき「売り」、「買い」の往復で2円の為替手数料
がかることとなります。
仮に現在のレートが120円としますと、往復で2%近い手数料
がかかることとなります。
為替手数料の料率がここまで高いと、いくらドル建ての預金の
利率が円建て預金の利率に比べて良くても、かなりの部分を
為替手数料に削られてしまうことになります。
しかも、為替手数料の料率の高さがネックとなりますので、
短期的な売買を行うことは、おすすめ出来ません。
上述したことから、もし外貨預金を利用するのであれば、やはり
中長期的に保有すべきです。
外貨MMFの場合、米ドル建てで、1ドルにつき往復で1円という
ところが多いようですが、それでもやはり短期売買を行うには、
コスト負担の高さは否めません。
為替手数料の影響の大きさは、コストも含めた最終的な手取
りを比較してもよく分かります。
たとえば外貨MMFのように、複数の金融機関が扱っている商品
を購入する場合、多くの人が運用実績を基準にし、少しでも分配
率を維持している所を選びます。
しかし、ここでも多くの方が外貨MMFの分配実績の高さに目を
奪われ、為替手数料についてまったく考慮されていない方が多
いように見受けられます。
事実表面上の分配実績が高い外貨MMFでも、買わせ手数料込
みの最終的な手取りで計算すると、実は分配実績が低いです。
単純に為替手数料が低い金融機関で購入した方が、最終的な
円ベースの手取りが有利になることが往々にしてあります。
以上で、仮に分配率が低くても、為替手数料が安い所で購入し
た方が、有利であることが、お分かり頂けたかと思います。
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