もし、今現在すべての
外貨をクロス円で買われているのであれ
ば、非常に危険な状態にあるといえます。
実際にFX取引を始めたはいいものの、多くの方が、一体どの
通貨を選べばよいのか迷われていると思います。
ですので、今回は簡単ではございますが、通貨選びのポイン
トについて解説させて頂きたいと思います。
実際には株式の銘柄ほど為替の組み合わせは多くないのです
が、取引会社によっては通貨ペアが100種類以上もあります。
ですので、どういった点に注意して通貨を見ればよいのか、また、
自分の投資スタイルに合せるにはどうすれば良いのか、といった
ことに関して悩まれているのではないかと思います。
一般的にはドル・円という組み合わせが最もポピュラーで、我々
の暮らしに大きな影響をあたえています。
テレビや新聞でも、
為替レートが報じられており、1ドル＝106
円30銭－35銭というように表示されます。
クロス円とは一体どういったものかといえば、英ポンド・円や、
カナダドル・円といった具合に円と外貨の通貨ペアのことです。
通貨の選び方としましては、スワップ金利の違いなどを考慮し
て選ぶ人が多いように見受けられます。
こうした背景には、今現在、日本の金利が依然として低いので、
外貨を購入して日本円を売ることによりスワップポイントが得ら
れることが主だった要因としてあげられております。
ここで1つ注意しなければならないのは、クロス円では円高に
なった場合、外貨価値が大きく下落します。
ですので、こうしたことを理由に全ての外貨をクロス円で買って
いる場合は、非常に危険な状態に陥るわけです。
こうしたことから、クロス円で、様々な通貨を買ったとしても、
全然分散投資にはならないのです。
そして、さらに円高化が進むことによって急激に含み損が増え
るので大きく動揺することになります。
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