FOMCは(エフ・オー・エム・シー：Federal Open Market committee)
の略称です。日本語では連邦公開市場委員会といいます。
米連邦準備理事会（FRB)が年8回定期的に開く金融政策を決める為
の会合で、世界の金融市場に大きな影響を及ぼします。
基本的に、ＦＯＭＣはアメリカの連邦準備制度の金融政策に基づいた
公開市場操作（マネーサプライの調整、金利や為替水準の誘導、etc,)
の方針を決定しますので発表時には市場が大きく動きます。
また、短期金利の指標であるフェデラルファンド（FF)金利の誘導目標
と公定歩合を決定しますので、為替相場にも大きな影響を与えます。
ですので、緊急時には臨時に開く場合もあります。
住宅ローン債券の焦付き問題が浮上してからというもの金融市場が
何度か非常事態に陥ったさいには臨時会合が開かれています。
いま現在、ＦＯＭＣはＦＲＢ理事７名と、ＮＹ連銀行理事、その他４名の
地区連銀理事で構成されております。
ＦＦレートの金利が事実上ゼロの状態にある今、景気後退のあおりを
受けてさらに難しい舵取りを迫られています。
今後も数年間にわたって米国経済は後退することがよそうされる中で
これまで北米市場に大きく依存してきた日本企業は辛酸をなめさせら
れていますので、一日も早く米経済の建て直しが期待されています。
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